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お知らせ

2007.07.25

喜八の試み

環境動物園 「ゆるやかな秩序を求めて」

「自分とつながる自然」を意識することがある。
樹海の内で日々繰り返されている生態系の連鎖は、人々の目には見えづらい「ゆるやかな秩序」によってすべてが連なっている。僕たちは、こうした環境の連なりに少しばかりの手を加えることで、ある種の特異点をそこにつくりだしたいと考えた。

例えばそれは、小動物たちの行動が広大な雪原に残された無数の足跡によって想像できるように、今まで見えていなかった小さな活動の痕跡を表出させるような、例えば雪のような役割を自然の中に散在している倒木でつくれないかと考えた。
倒木による三角の架構がトンネル状に連続する陰影の空間では、今までは見えていなかった新たな生命の芽生えが時間とともに成長していく。そうした、環境の断片をあらわにさせる場を仮に「環境動物園」と呼んでみようと思う。

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