雪融けの頃、3月末日にお引渡しを完了した戸建て住宅「四十一歩の廈(いえ)」。札幌のベッドタウンにある住宅街に二世帯住宅を…とお声がけいただき、どういう区画で土地を購入するのが良いか…、そんな段階から携わらせていただきました。
住宅街の南側の道路に面した横並びの2区画ではなく、あえて南北のそれぞれの道路に面した縦方向の2区画に決め、親子の玄関が隣り合わない、どちらから見ても正面のような細長い家が完成しました。
住宅街の南側の道路に面した横並びの2区画ではなく、あえて南北のそれぞれの道路に面した縦方向の2区画に決め、親子の玄関が隣り合わない、どちらから見ても正面のような細長い家が完成しました。
若夫婦と娘さんの3人の生活は2階が中心となり、1階はまだまだお元気なご両親がこの家に同居される日は、当分先のことになりそう…とのことですが、しばらくはご両親やご友人が滞在されるスペースとして使われるみたいです。
長さが二十数メートルもあるこの細長い家の内部をお施主さんに歩いていただき、その歩数がそのままこの家のタイトルになりました。
40年後くらいには、もしかすると四十五歩くらいになるかもしれませんが、完成引渡しの日に一歩一歩踏みしめながら歩いていらした姿が印象的で、これからご家族で紡がれる時間にも、つい想いを馳せてしまいました。