美幌町「21世紀環境共生型エコ住宅(エコハウス)」がいよいよ工事着工しました。
去る8月24日に実施された、「21世紀環境共生型モデル住宅整備事業」のプロポーザルコンペにて最優秀賞に選ばれ、3月末の完成・引渡しを目指してこれまで設計作業を進めていました。11月末には敷地内樹木の移植や植裁整備も終えて、ようやく12月に建物工事着工までこぎつけました。
このプロジェクトは、環境省が推奨するエコモデルハウス事業として公募。全国20自治体で実施されるもので、北海道では美幌町と他に下川町が選定されています。
このエコハウスで、私たちが示したいことはいくつかあります。例えば、開かれた土間のこと屋根面からの採光と遮光のこと。緑豊かな敷地が持つ特性を活かそうといういくつかの取り組みも、自然と近しい家づくりを目指す私たちには大きなテーマでした。
が、その場所の自然と、その向こうに広がる美幌のまち並みを眼前に思うことの一番は、美幌町の人々に喜んでもらえるような、そんな建物にしたいということです。その想いは応募のためにプランを固めているときから何も変わってはいません。
その想いが「かたち」になる日も近い。工事着工は、私たちにとってはそういう想いを新たにする日でもあります。
09.12.14