これ、何だか分かりますか?
日の光を受けて、やさしいツヤを感じさせるこの茶色っぽい物体。
実はこれ、喜八の扉なんです。
既存の扉に和紙を貼り、柿渋を塗り、更には亜麻仁油、外部についてはウレタン塗装で保護しています。
そのすべての工程を自分たちでやりました。
小麦粉を水で溶き、練り、糊を作って和紙を貼るのです。少しぐらいの凸凹なら、いとも簡単にくるんでしまうのが和紙のすごいところ。
柿渋を塗り、亜麻仁油を塗り重ね‥。
喜八のなかには、この行程を経たテーブルなどのモノがいくつかあります。
既に何度かの季節の移ろいを体験したこの扉は、風雪にさらされ良く云えば更に「味」がでてきています。
先日打合せで来てくださった方が「最初は、ん? なんでこの扉かな‥と思ったけど、こちらにお邪魔する回数が増えていろいろと打合せをしていくと、だんだん納得です」と。
喜八には、私たちの「試み」がいたるところに隠されているのです。
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