? 喜八の出来事|堀尾浩建築設計事務所
私たちスタッフは、事務所のことを親しみを込めて「喜八」と呼んでいます。
この建物の「愛称」みたいなものです。
生み出されることの大半は「喜八」が舞台です。


16.08.11

喜八の出来事 104

毎日暑いですね。
みなさまご存知のとおり、喜八は築70年近い平屋の木造建築なので、断熱もそれほど充実しているわけではなく外壁の木も痩せ、暑さ寒さが直撃。近頃の気温の高さに辟易しながらも、なんとかやっています。
少し前の事ですが、父親の生まれ故郷・奥出雲に両親と共に出かける機会がありました。山間にひっそりとある横田という町までは松江から車で約1時間。数年ぶりに訪ねた父親の本家では、この家を継いだ甥っ子亡き後どっしりと本家を守っているその妻と長男家族、90代の姉たちなど親族が大勢集まってくれていました。

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16.06.02

喜八の出来事103

3月の末日に完成した「光環(ひかりわ)の家」は、本好きで家族で共に過ごす時間を大切にしているご夫妻が「自分たちの持っている多くの本を十分に収納できる本棚がある家を」。と依頼をしてくれたことから設計がスタートした家。土地探しから約2年かけて出来上がった家への引っ越しも済み、早々に取材対応をしていただくことになりました。

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16.03.31

喜八の出来事 102

春は別れと出会いの季節。本日3月31日を持ちまして2名の喜八スタッフが巣立ってゆきます。
2011年の春から5年間勤めてくれた篠原くんと2年勤めた山下くん。
先日2人の送別会を喜八で行いました。普段は打合せコーナーとしているテーブルを5人で囲み、おおいに飲み、食べ、語りました。
気兼ねのない寂しくも楽しい時間はあっという間に4時間越え。4月からはこの2人がいないなだなんて、なんだかまだ実感がわきませんが、また新体制で出直しです。

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16.03.10

喜八の出来事 101

「喜八の出来事」も100回を迎えたと記したのが昨年末のこと。ちょっと油断(?)をしていたらあっという間に時は過ぎ、2016年も3月に突入してしまいました。冬の間は活動を休止している虫たちも動き出すと云われている啓蟄も過ぎ、春の彼岸も間近に迫っているという有り様です。
この時期決まって私たちのもとへ遠方より届く春の便りがあります。ダンボールにははっきりと「こわれもの」と天地を知らせるシールが貼られていて、配達人からこの荷物を受け取った瞬間から「あ、もしかすると…」と期待が膨らみます。指示通り慎重に梱包を解くと桜の枝が無事に北国に届くようにと毎年様々な工夫が施され、パッキンも兼ねた菓子などが絶妙に納められた箱の中から「それ」が姿を現すのです。

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15.12.26

喜八の出来事 100

先日の打合せの際に、このお客様にとって何案目かのプランを提示したところ「次々にアイディアが沸いてきて、まるでドラえもんのようだ」とお褒めの言葉をいただきました。
これまでも既存の建物を改修する方向で一案。その後新築案で一案。更には予算の変更などに伴い一案…。と、様々な理由でいくつかのプランを提示することとなり、冒頭の嬉しい言葉をいただいたというわけですが、今回に限らず複数の案をお示しすることになるのが常でもあります。

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15.09.27

喜八の出来事 99

ついこの間までビアガーデンだ、BBQだと、短い夏を満喫すべく騒いでいましたが、気づけば札幌大通公園界隈ではオータムフェスタがスタートしたり、秋の味覚が目白押しで北の地の短い夏を懐かしんでしまうこの頃です。
喜八では相変わらず住宅、コンペ、クリニックなど様々な仕事に勤しんでいますが、先日、既に完成しご家族が暮らし始めている住宅の撮影を敢行いたしました。
こちらのお宅も竣工直後にカメラマンにきっちり撮ってもらっているのですが、敷地の緑が青々と繁り、暮らしが馴染んだ頃に外部を中心に撮影したい旨を当初から依頼していたのです。

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15.08.09

喜八の出来事 98

北海道特有の「カラッとした暑さ」はどこへやら…。日々湿度の高い不快な暑さが続いていますが、35℃以上の猛暑日が続く関東の友人に云わせると「涼しくてサイコー」という北の夏。それでも暑さ寒さが直撃の喜八では、もう少し爽やかに過ごしたいと熱望してしまうこの頃です。
そんなアツい喜八にお越しいただいてお施主さんと打合せなどを重ねる日々ですが、ある打合せ中に、プランのイメージを膨らませるためにご自分たちで模型を作ってみたというような話がとび出して、すぐさま写真を見せていただきました。

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15.07.26

喜八の出来事 97

札幌の夏の風物詩、大通り公園や創成川公園などビアガーデンも始まって、一気に盛夏の雰囲気ではありますが、実際は雨や曇りの日が続き、なかなかカラッと晴れる事がありません。
ただ、2週間ばかり前の日曜日は暑かった。休日を利用していつものように喜八の菜園や中庭の草取り、草刈に訪れると、道行く人がやきとりなど頬張りながら喜八の前を通ってゆくではありませんか。「?」と思い電車通りまで出てみると、なんだか美味しい匂いがかすかに流れ行列も確認できます。

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15.06.29

喜八の出来事 96

5月の大型連休突入前に「出来事」をアップして以来、ずいぶんと時間が経ってしまいました。
喜八は新緑の季節を迎え、例年どおり菜園に数種類の野菜を植え、緑の手入れをし日々草取り、草刈りをしなくては…と気持ちが急かされつつ、繁茂する雑草を出来るだけ「見ないこと」にしながら日々の業務に勤しんでいます。

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15.04.22

喜八の出来事 95

間もなく5月の大型連休。その連休突入前に楽しみにしているイベント「藤本一馬/伊藤志宏 ウェヴニール・ツアー|春と春、北」があり、今日はそのイベントのお知らせです。
 実はこのイベントを主催している姫路のハンモックカフェオーナーの中村さんとは、私たちが設計した「びほろエコハウス」での2年前のライブの際に初めてお会いしたのがご縁で、その後「喜八の出来事」をアップした際などにお知らせのメールを送らせていただいている間柄。それがこの度、ご自身で立ち上げたプライベートレーベルhummock label第一弾作品「Wabenir」を引っさげてのツアーを敢行。

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